「WWDJAPAN」6月24日号の付録「WWDBEAUTY」とニュースサイト「WWDJAPAN.com」では、「2024年上半期ベストコスメ」を発表している。2024年上半期は、百貨店・セミセルフやバラエティー・ドラッグストア、ECポータルサイト39店舗の協力を得て1〜4月に売れた商品をリサーチし、新商品(ニュープロダクト)と総合(ヒーロープロダクト※新商品も含む)を表彰。13カテゴリーのトップ3が出そろった。
「ディオール」「シャネル」はフレグランスの拡充アイテムが入り口に
新商品・総合 フレグランス部門 1位の「ディオール」“ミス ディオール ブルーミング ブーケ ミニ ミス”(3.2g、7810円)。ローズワックス(整肌成分)などの自然由来成分を81%(ISO16128準拠)配合した、エレガントなスティックフレグランス。かれんな花々を思わせるフレッシュな香りが肌を包むように穏やかに広がる
新商品 美容液部門2位の「ディオール」“カプチュール トータル ヒアルショット”(15mL、1万2980円)。ヒアルロン酸をぜいたくに配合した部分用美容液。バリア機能をサポートする高分子ヒアルロン酸と、深い潤いを届ける中分子ヒアルロン酸を組み合わせた独自有効成分のヒアルロン酸デュオがキーとなる。内側から輝くハリのある肌へ導く
新商品 アイメイク部門 1位の「シャネル」“レ キャトル オンブル” (限定2種、各9130円)。ガブリエル・シャネルが愛した海のブルーを主役にした新色が登場。海と大地が交わる海岸の色に着想を得た“78 リヴァージュ”はターコイズやマットブラウンなどを配し、シェード表面には水面の波紋をかたどった。©CHANEL
新商品 ボディーケア部門1位の「シャネル」“チャンス クレーム マン” (20mL×3本、1万2650円※限定発売)。スパイシーなフローラルの“チャンス”とフローラル フルーティの “チャンス オー タンドゥル” 、はじけるようなフローラルの “チャンス オー フレッシュ”の人気フレグランス3種のハンドクリームがセットイン。©CHANEL
総合 スタイリング剤・ヘアケア部門1位の「シャネル」“チャンス オー タンドゥル ヘア ミスト” (35mL、7700円)。いつでも香りを楽しむことができるスプレータイプのヘアミスト。みずみずしいグレープフルーツに柔らかなジャスミン、滑らかなホワイト ムスクを溶け合う、人気のフレグランスをヘアで芳香。©CHANEL
百貨店で最も入賞数の多かったブランドは「ディオール(DIOR) 」だった。人気フレグランスシリーズのスティック型練り香水“ミス ディオール ブルーミング ブーケ ミニ ミス”が総合と新商品の首位で2冠を獲得したほか、“カプチュール トータル ヒアルショット”や“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”の人気も衰えない。続く「シャネル(CHANEL) 」はアイメイクが絶好調で、ブルーの新色が話題となったアイシャドウパレット“レ キャトル オンブル”が新商品、“レ ベージュ パレット ルガール”が総合で1位に輝いた。また、人気の香り“チャンス”のハンドクリーム“チャンス クレーム マン”もボディーケア部門で首位に。両ブランドともに人気フレグランスのエクスパンジョンであるヘアミストやハンドクリームでギフト需要に応え、エントリーアイテムとして受け入れられている。
「コスメデコルテ」はスキンケアで盤石な布陣
総合 美容液部門1位の「コスメデコルテ」“リポソーム アドバンスト リペアセラム” (30mL、8250円/50mL、1万2100円/75mL、1万6500円/レフィル75mL 、1万5950円)。ブランド屈指の人気を誇るリポソーム美容液。多重層バイオリポソームを1滴に約1兆個配合し、ハリと艶あふれる肌に導く
総合 乳液・クリーム部門1位の「コスメデコルテ」“リポソーム アドバンスト リペアクリーム”(50g、1万1000円)。大ヒットの多機能ナイトメンテナンスクリーム。生体組成成分リン脂質を用いた超微細なナイトカプセルを採用し、睡眠時に働きかける
新商品 乳液・クリーム部門1位の「コスメデコルテ」“AQ アブソリュート エマルジョン ブライト”【医薬部外品】(200mL、1万1000円/レフィル200mL、1万450円)。コウジ酸(美白有効成分)がメラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ先行型美白乳液。ラグジュアリーライン“AQ”共通のキー成分である白樺水を配合し、弾力のある肌へと導く
「コスメデコルテ(DECORTE) 」はアンバサダーの大谷翔平選手の効果が続き、男女ともにスキンケアアイテムが好調だ。“リポソーム アドバンスト リペアセラム”と“同 リペアクリーム”は総合で2位を大きく引き離し、昨年に続き1位を受賞した。ほかにも新商品では、化粧水部門で“AQ アブソリュート ローション ブライト”、乳液・クリーム部門で“同エマルジョン ブライト”が入賞するなど、新作も支持を集める。この勢いは今後も続くだろう。
訪日客人気は「SK-Ⅱ」「クレ・ド・ポー ボーテ」など
総合 化粧水部門1位の「SK-Ⅱ」“フェイシャル トリートメント エッセンス” (75mL、1万2650円/160mL、2万3100円/230mL、2万9150円※編集部調べ)。潤いバリアで環境ダメージを防ぎ、エイジングケア機能をも備え、透明感あふれる明るい素肌へ導く化粧水。ブランドの代表商品の1つで、「WWDBEAUTY」のアワードでも常連
新商品 美容液部門1位の「アルビオン」“セルフホワイトニング ミッション”【医薬部外品】(40mL、8800円)。透明感のある美しい肌へ導く美白美容液。乾燥によるくすみを晴らし、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐ
入賞商品の好調要因には、訪日客の売り上げが寄与したとの声がバイヤーから多く聞かれた。「SK-Ⅱ」“フェイシャル トリートメント エッセンス”は人気の“フェイシャルトリートメントマスク”が5枚付いてくるコフレが長期間販売され、訪日客需要が増加したという。そのほか「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE) 」や「シセイドウ(SHISEIDO) 」「アルビオン(ALBION) 」など、各ブランドはベストセラー商品の動きが良い。
「ジルスチュアート ビューティ」のヘアも注目
総合 シャンプー・コンディショナー部門1位の「ジルスチュアート ビューティ」“ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル” (280g、3630円)。スーパーフード成分や頭皮ケア成分をぜいたくに詰め込んだクリームが、頭皮の余分な皮脂や汚れを取り除き、髪に潤いを与えながら清潔に洗い上げる。一つで5役と多機能で、スペシャルケアにも、時短ケアにも活躍
同2位の「ジルスチュアート ビューティ」“シャンプー ホワイトフローラル”(500mL、3300円)。ココナッツオイルやラズベリーエキスなどの保湿成分を配合。きめ細かなたっぷりの泡で、健やかな頭皮、艶やかな美髪へと導く。 “ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル”と同シリーズで甘く幸福感のある香り
メイクアイテムが人気の「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY) 」だが、今期のベストコスメではシャンプー・コンディショナー部門への入賞が重なった。総合で“ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル”が首位に、“シャンプー ホワイトフローラル”が2位とホワイトフローラルシリーズが好調だ。バイヤーからは、「使用感が良く、香り、仕上がりに満足度が高い」との声。今後の動向も注目だ。
「ベストコスメ2024 上半期」 TOPページへ
投稿ナビゲーション
CONNECT WITH US
モーニングダイジェスト 最新の業界ニュースを毎朝解説
前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。