ビューティ

「ディオール」「シャネル」絶好調、「コスメデコルテ」旋風続く 24年上半期百貨店で売れたコスメは?

「WWDJAPAN」6月24日号の付録「WWDBEAUTY」とニュースサイト「WWDJAPAN.com」では、「2024年上半期ベストコスメ」を発表している。2024年上半期は、百貨店・セミセルフやバラエティー・ドラッグストア、ECポータルサイト39店舗の協力を得て1〜4月に売れた商品をリサーチし、新商品(ニュープロダクト)と総合(ヒーロープロダクト※新商品も含む)を表彰。13カテゴリーのトップ3が出そろった。

「ディオール」「シャネル」はフレグランスの拡充アイテムが入り口に

百貨店で最も入賞数の多かったブランドは「ディオール(DIOR)」だった。人気フレグランスシリーズのスティック型練り香水“ミス ディオール ブルーミング ブーケ ミニ ミス”が総合と新商品の首位で2冠を獲得したほか、“カプチュール トータル ヒアルショット”や“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”の人気も衰えない。続く「シャネル(CHANEL)」はアイメイクが絶好調で、ブルーの新色が話題となったアイシャドウパレット“レ キャトル オンブル”が新商品、“レ ベージュ パレット ルガール”が総合で1位に輝いた。また、人気の香り“チャンス”のハンドクリーム“チャンス クレーム マン”もボディーケア部門で首位に。両ブランドともに人気フレグランスのエクスパンジョンであるヘアミストやハンドクリームでギフト需要に応え、エントリーアイテムとして受け入れられている。

「コスメデコルテ」はスキンケアで盤石な布陣

コスメデコルテ(DECORTE)」はアンバサダーの大谷翔平選手の効果が続き、男女ともにスキンケアアイテムが好調だ。“リポソーム アドバンスト リペアセラム”と“同 リペアクリーム”は総合で2位を大きく引き離し、昨年に続き1位を受賞した。ほかにも新商品では、化粧水部門で“AQ アブソリュート ローション ブライト”、乳液・クリーム部門で“同エマルジョン ブライト”が入賞するなど、新作も支持を集める。この勢いは今後も続くだろう。

訪日客人気は「SK-Ⅱ」「クレ・ド・ポー ボーテ」など

入賞商品の好調要因には、訪日客の売り上げが寄与したとの声がバイヤーから多く聞かれた。「SK-Ⅱ」“フェイシャル トリートメント エッセンス”は人気の“フェイシャルトリートメントマスク”が5枚付いてくるコフレが長期間販売され、訪日客需要が増加したという。そのほか「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」や「シセイドウ(SHISEIDO)」「アルビオン(ALBION)」など、各ブランドはベストセラー商品の動きが良い。

「ジルスチュアート ビューティ」のヘアも注目

メイクアイテムが人気の「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」だが、今期のベストコスメではシャンプー・コンディショナー部門への入賞が重なった。総合で“ディープ ヘッドクレンズ ホワイトフローラル”が首位に、“シャンプー ホワイトフローラル”が2位とホワイトフローラルシリーズが好調だ。バイヤーからは、「使用感が良く、香り、仕上がりに満足度が高い」との声。今後の動向も注目だ。

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