ファッション

パリ五輪体操・トランポリン日本代表のユニホーム 縄文土器や海に着想したコシノヒロコ流デザイン

日本体操協会とのオフィシャルサプライヤー契約を結ぶ「ミズノ」は、2024年シーズンの体操競技・トランポリン日本代表の新ユニホームを発表した。パリで7月26日に開幕するオリンピックを含めた国際大会で、選手が着用する。デザインは、「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」のデザイナー、コシノヒロコが手掛け、“日本らしさ”を盛り込んだ。

コシノは2011年度から、体操競技日本代表のユニホームデザインを担当。今年は男女2種類ずつを披露した。「自分のデザインを押し付けるのではなく、選手がユニホームによって誇りを持てたり、気分が高揚したりすることを最優先している」と話し、「着用することでこれまで以上に力を発揮してほしい」と激励した。

男子用のデザインは“ウネリ(UNERI)”と“サンライズ(SUNRISE)”で、いずれも力強さを表現している。“ウネリ”は海面のうねりをモチーフにしており、上半身に連続してあしらった三角のグラフィックは、「うろこ」と呼ばれる日本古来の幾何学模様に由来する。 “サンライズ”では、上りゆく朝日と縄文土器の文様に着想を得た。

女子用のデザインは、“アラベスク(ARABESQUE)”と、男子と同様の“ウネリ”。スワロフスキー社製のクリスタルガラスを前者には約3900個、後者には約3000個あしらった。“アラベスク”は2014-15年秋冬コレクションで使用したアラベスク模様をデザインソースにした。また、“ウネリ”に使用したブルーカラーは、日本の伝統色をサンプリングしたものだという。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。