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ロレアルがアーバン ディケイを買収でメイクカテゴリー強化

 ロレアルは11月26日、投資会社カスタニアパートナーズからコスメティックブランドのアーバン ディケイを買収すると発表した。ロレアル USA のリュクス事業部に属するとみられている。買収額は公表されていない。

 アーバン ディケイは、1996年にウェンディ・ゾムニアがスタートしたカリフォルニア発のメイクアップブランド。セフォラやウルタ、ウェブで展開し、アメリカのラグジュアリーメイクアップ市場で44%のシェアを持つといわれている。主要顧客は28歳前後の若い女性。しかし40 代の女性にも愛用者が多く、幅広い層から支持されているのが特徴だ。

 6月30日終了の2012年度通期決算における売上高は1億3000万ドル(約106億6000万円)だが、ロレアル傘下に入ったことにより3億5000万ドル(約287億円)まで伸びると業界関係者は予測している。ゾムニアはゼネラルマネージャーとして同ブランドに残る。

 ニコラス・ヒエロニムス=ロレアル リュクス事業部 プレジデントは「多彩なカラーを好み、手頃な価格のアイテムを百貨店以外で購入する今どきの若い女性にアプローチできるブランドを探していた。『アーバン ディケイ』は、まさに最適といえる。メイクアップカテゴリー強化に貢献してくれることは間違いない」とコメントした。また、ティム・ワーナー=アーバン ディケイ ゼネラル マネージャーは「ロレアルの技術力と多様な販路を通じて、潜在的な顧客を獲得することができるようになる」と期待を語った。

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