ファッション

ルーク・メイヤー、「OAMC」のクリエイティブ・ディレクターを退任

メンズブランド「OAMC」は、ルーク・メイヤー(Luke Meier)=クリエイティブ・ディレクターの退任を発表した。2024年春夏コレクションが、同氏による最後の正式なコレクションとなった。後任は置かず、今後はデザインチームがコレクションのデザインや開発を手掛ける。また、メイヤーは「引き続き一部のプロジェクトの指揮を執る」という。

「OAMC」は、13年にメイヤーとビジネスパートナーのアルノー・ファー(Arnaud Faeh)が共同で設立。メンズウエア、フットウエア、アクセサリー、革小物などを取り扱っている。18年に、メイヤーとファーは、オンワードホールディングス(ONWARD HOLDINGS以下、オンワードHD)の連結子会社オンワードイタリアS.p.A.が保有するオンワードラグジュアリーグループS.p.A.に少数株式を売却。21年に、2人はそれを買い戻している。なお、メイヤーは今後も自身の持分を保有し続けるようだ。

メイヤーは、「『OAMC』の全ての関係者、特にこの素晴らしいプロジェクトを共に作り上げたアルノーとエドウィン・ファーの熱意とサポートに深く感謝する。とても有能なメンバーに託していくこのブランドが、今後さらなる成功を収めることを楽しみにしている」とコメントした。退任の理由については明らかにしなかった。

なお、メイヤーは妻のルーシー・メイヤー(Lucie Meier)と共に、17年から「ジル サンダー(JIL SANDER)」のクリエイティブ・ディレクターを務めている。同ブランドは08年から21年3月までオンワードHDが保有し、現在は「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」などを擁するOTBの傘下。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。