ファッション

大阪駅に「ルクア1100」4月2日開業 2館体制で売上高770億円計画

 JR西日本SC開発は、大阪駅のJR大阪三越伊勢丹跡地で再開発中のファッションビル「ルクア1100(イーレ)」を4月2日に開業すると発表した。昨年11月に発表した通り、専門店と百貨店を融合した商業施設として開発され、150店舗の専門店に加えて、ジェイアール西日本伊勢丹が運営する中型百貨店「isetan(イセタン)」が6フロアに8店舗入る。開業すると既存の「ルクア」と新設の「ルクアイーレ」の2館からなる「ルクア大阪」全体で店舗面積5万3000平方メートル、店舗数360。JR西日本SC開発の山口正人・社長は「駅型ショッピングセンターとしては日本最大。これまでにないワンストップショッピングを提供できる」と胸を張る。抜群のトラフィックを生かし、初年度は入店客数7000万人、売上高770億円を計画する。

 「ルクアイーレ」の店舗面積3万3000平方メートルのうち「イセタン」は約1万3000平方メートルを占める。ファッション雑貨、化粧品、婦人服・紳士服、靴&鞄などの分野ごとに8店舗で構成され、伊勢丹新宿店のリソースを中心にMDを組み立てている。最も注目を集めそうなのが、4階フロア全体を使った「イセタン クローゼット」。伊勢丹新宿店の2〜3階の最新のトレンドを抑えたMDを、ブランドの垣根のない共通環境の編集売り場として伝える一方で、ブランドの世界観を分かりやすく表現したショップインショップも充実させる。

【関連記事】
大阪駅「三越伊勢丹」の看板下ろす 来春開業「ルクア1100」に8種のイセタン中型業態を出店

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。