高島屋は23日、次期社長に2月1日付で木本茂・常務取締役(57)が就任するトップ人事を発表した。11年間トップを務めた鈴木弘治・社長は代表権のある会長に就く。会長職は新設。社長は経営全般の執行責任、会長はグループ全体の最終的統治責任と役割を分担することで、経営の透明度を高めるとともに、意思決定のスピードをあげる。木本・次期社長は1956年12月20日生まれ。79年に横浜高島屋(当時)に入社、その後2006年に横浜店副店長、07年に新宿店副店長、10年に執行役員新宿店長を経て、11年5月に常務取締役企画本部(改革推進本部)副本部長、構造改革推進室長に就任していた。なお、松本靖彦・専務取締役(代表取締役)は同日付で取締役に退く。