デベロッパーの湘南ステーションビルは11月20日、JR茅ヶ崎駅直結の駅ビル「ラスカ茅ヶ崎」を大規模リニューアルする。店舗面積を1.8倍に増床し、全132店舗のうち、約60店舗を新たなテナントとして導入する。「テラスモール湘南」や「湘南T-SITE」など、湘南エリアの競争が激しくなる中、地元企業による西海岸スタイルの新業態やセレクトショップを多数導入し、テコ入れを図る。
同駅ビルの全面リニューアルは11年ぶり。これまでは食品が中心だったが、「アーバンリサーチ サニーレーベル」「無印良品」「イセタン ミラー」などのファッションやコスメの専門店を拡充した他、地元企業と協業し、西海岸をイメージしたライフスタイルショップ「グッドネイバー(GOOD NEIBOUR)」「ラグショップ(RAG SHOP」など、新業態も多数開発した。神奈川県内の地元企業は、新規やリニューアルも含め、27社が出店する。また、認可保育園やホール、文化教室も備えた地域のコミュニティスペース「C−SQUARE」や、茅ヶ崎らしいライフスタイル提案型店舗を集積した「C−STYLE ISLAND」も設置する。
「ラスカ茅ヶ崎」に競合する湘南・辻堂エリアの大型商業施設としては、5〜6�q圏内の「テラスモール湘南」(JR辻堂駅前)と「湘南T-SITE」がある。