松屋銀座は、2001年の全館リニューアル以来12年ぶりに約30億円をかけた大規模改装を行ない、9月14日にリニューアルオープンする。19年度の創業150周年に向け、銀座を楽しむファッション感度の高い30、40代の女性客の取り込みを強化した。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は従来の1.5倍の広さに拡張した3フロア構成。商品ラインアップとしてもバッグ、アパレル、アクセサリーに留まらず、筆記具コレクションの取扱いも開始。日本初のフルカテゴリーショップになった。
4つのブランドを1フロアに集約した「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」、東京初の旗艦店となる「ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)」、英・キャサリン王妃がウィリアム王子との婚約会見で着用した「イッサ ロンドン(Issa London)」も新たにブティックをオープン。また、ウィメンズシューズも売り場面積が2倍になり、国内外のブランドを問わず品揃えが充実した。
接客に関しても、「販売員」「従業員」から「クルー」という呼称に変更することで、スタッフのホスピタリティを強化。トレンドとニーズを捉え、改装1年後の売上高は12年度比(12年3月1日-13年2月28日)104%の570億円を狙う。