「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、フランス・サントロペのホワイト1921(WHITE 1921)ホテルにて、9月末までの夏季限定レストランをオープンした。料理は、パリの高級ホテル、シュヴァル・ブラン(Cheval Blanc)で共に働く有名シェフのアルノー・ドンケル(Arnaud Donckele)とマキシム・フレデリック(Maxime Frederic)が2年連続で担当する。なお、いずれのホテルも「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が手掛けている。
全40席を備える屋外レストランは、全体をホワイトやオレンジ、コーラル色で爽やかにまとめ、マクラメ飾りやラタンチェアが夏ムードを高める。サマーシーズン用のテーブルウエアは、花や珊瑚、ヒトデなどをあしらったトロピカルなデザイン。レストランの近くにある「ルイ・ヴィトン」サントロペ店で先行販売し、いずれ世界中の店舗で取り扱う。
なお、サントロペ店では、ウエアやバッグ、シューズに加えて、リゾート・コレクション「LV バイ・ザ・プール(LV By the Pool)」も販売。隣接するガーデンでは、様々なドリンクを楽しめる。ブランド用にカスタマイズした小型車で、店舗から移動することも可能だ。
近年は体験を重視する“コト消費”が拡大していることから、多くのラグジュアリーブランドはホスピタリティー事業を強化してきた。「ルイ・ヴィトン」は2020年、大阪の旗艦店でブランド初となるカフェとレストランをオープン。その後、東京・銀座に加えて、中国、カタール、イタリア、タイなどのメゾンにレストランなどを併設している。