「グッチ(GUCCI)」は、2025年春夏メンズ・コレクションをミラノで現地時間6月17日に発表した。会場となった、デザイン美術館のトリエンナーレ・ミラノ(Triennale Milano)には、サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)=クリエイティブ・ディレクターが手掛けるメンズのファーストシーズンとなる24−25年秋冬コレクションを早くもまとったゲストが来場した。装飾を削ぎ落とし、構築的なシルエットとディテールを際立たせる新生「グッチ」の美学がストリートにも浸透し、リラックスムードのテーラリングとシャツが多かった。
同シーズンの象徴的の一つである細長いスカーフタイをポイントにして、ミニマルなウエアにスパイスを加える来場者もいた。肩の力がほどよく抜けたエフォートレスなテーラリングに、不朽の名作“ホースビット ローファー”を合わせて、足元はクラシックに演出。古典主義を現代化させる、今季らしいスタイリングだ。