人工知能を使用したコーディネートアプリ「センシー(SENSY)」を運営するカラフル・ボード(東京、渡辺祐樹・社長)は4月、第三者割当増資による1億4000万円の資金調達を行った。
「センシー」はユーザーの嗜好をクリックなどのデータから学習していく人工知能を用い、ユーザーに合うスタイリングを提案する。「センシー」が提携する国内2400以上のブランドからユーザーが選んだアイテムを蓄積し、嗜好に合うアイテムをサイト内から紹介するいわゆる"スタイリスト"代わりのアプリだ。提携ブランド・ECサイトは「ビームス」や「イエナ」「ランウェイチャンネル」など幅広い。ユーザーの感度の変化にも敏感に対応するという。モデルやタレント、スタイリストなどの人工知能も組み込まれており、選択した人の嗜好に合わせたスタイリングが受けられる。
資金調達を経て、人工知能同士の情報交換といった新システムの開発やファッション以外の分野への応用、アジアを中心とした海外市場への参画などを目指す。これまで新宿ミロードと組み、実店舗でのスタイリング指南を行ったこともあり、今後はシームレスな企画にも積極的に取り組むという。