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ユナイテッドアローズがハイウェイストアから撤退

 ユナイテッドアローズの2014年4〜12月期の連結決算は、売上高が前年同期比102.9%の963億9900万円、営業利益は同87.6%の95億7700万円、純利益が同90.1%の57億6000万円と増収減益だった。既存店売上高は小売り計で同98.2%、小売り+ネット販売で同98.8%だった。同社は、通期業績見通しを売上高1359億1400万円から1300億円に、純利益を82億5700万円から61億円に、営業利益を141億1900万円から108億円に下方修正した。1〜3月期の小売り既存店売上高は同92〜93%を見込む。

 下方修正の原因は、円安による商品原価の上昇や、価格の引き上げも影響したことによる売り上げ低迷、在庫を消化するためのセール販売の拡大などにあるとした。対策として、これまで1年間を6シーズンに分けて行っていたMDを8シーズンに細分化し、体感気温や商品のライフサイクルに合わせ品数を調節する。また、商品価格を再検証し、売り上げの中心となる価格帯の商品を充実させる。

 また2月1日には、高速道路沿いのサービスエリア内で営業していたザ ハイウェイ ストア ネオパーサ清水店とザ ハイウェイ ストア エクスパーサ海老名店の2店舗をクローズした。11〜12年に続けて出店したハイウェイ店は、駅ビルや駅ナカと同じ運営部署が担当していたが、売れる商品や事業のオペレーションの違いが大きく、事業の選択と集中を行うために撤退を決めたという。なお、駅構内や空港内ショップは今後も継続する。

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