ライトオンの2015年8月期連結決算は、売上高が前年比103.1%の782億2800万円、売上総利益が同101.9%の373億9900万円、営業利益が同132.8%の23億1400万円、経常利益が同138.3%の22億8400万円、純利益同176.1%の7億4200万円で、8期ぶりの増収増益になった。
増収増益の要因は客数の増加だ。下期(3〜8月)に入り、客数は前期比109.8〜122.6%で推移。通期でも100.4%と3年ぶりに前年を上回った。「下期以降、昨年から見直していた商品施策の修正が軌道に乗った。NB(ナショナルブランド)に加え、PB(プライベートブランド)での新しいサプライヤーとの取り組みが広く深くなっている」と横内達治ライトオン社長は語る。今期は、PBで2013-14年秋冬にスタートし、シリーズ累計80万点を売り上げた「モコモコジーンズ」のイメージモデルに「イーガールズ」のユニット「ドリーム」を起用し、約2年ぶりにテレビCMを放映。また、ふとん屋の丸八グループと協業した"丸八ダウン"の開発や、NBとのコラボなどに注力する。人気アニメ「プリパラ」とコラボしたアイドルイベントが好評なことから、イベント施策も強化していくという。
16年8月期は、売上高で前期比104.8%の820億円、売上総利益が同107.7%の402億8000万円、営業利益が同131.8%の30億5000万円、経常利益が同131.3%の30億円、純利益同181.9%の13億5000万円の増収増益を見込む。