百貨店やファッションビル系ブランド、セレクトショップの2024-25年秋冬ウィメンズリアルトレンドの打ち出しが概ね出そろいました。ここ2〜3年の間でランウエイで広がった“定番の再解釈”の価値観は、リアルトレンド市場にも確実に浸透。トラッド&ベーシック回帰の傾向が一層強まり、また暖冬で「ウールコートが売れない!」という声も聞かれる中で、この秋冬の戦い方の羅針盤となる特集を作りました。
特集冒頭では「トレンドの素材は?」「色や柄は何が売れそう?」「暖冬対策は?」といった6つのギモンに、ウィメンズリアルトレンドをウォッチしてきた特集担当記者がお答え。キーワードやトレンドを整理できたら、総勢34業態のイチオシルックをご紹介。きっとこの秋冬を戦う上でのヒントが見つかるはずです。
米WWDからの翻訳記事をお届けする「オーバーシーズニュース」コーナーでは、中国の若年層に人気を集める「ミュウミュウ(MIU MIU)」の効果的なマーケティングや、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の新クリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレによる注目の初コレクションを詳報しています。
巻末企画「ファッション&ビューティパトロール」は美容業界人によるサンリオ推しキャラ大賞。あなたのお気に入りは、果たして何位にランクインしてるでしょうか?ちなみに特集担当記者の推しは“ハンギョドン”です。
(COVER CREDIT)
PHOTO:TERUO HORIKOSHI (TRON)
STYLING :AYUMI HAMAMOTO
HAIR & MAKE :TAEKO SUDA
MODEL:FIA PAWLINSKA (DONNA)
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)
2024年上半期ベストコスメ発表
カラーメイク復調でブルーアイ再燃
バブル期をほうふつとさせるブルーのアイシャドウはしばらく下火でしたが、今期は青みのカラーメイクが復活を遂げました。ターコイズカラーの入った「シャネル」の“レ キャトル オンブル”を筆頭に、各ブランドからブルーやグリーンのアイシャドウが発売され好調です。かつてのアイシャドウと異なるのは、クリーミーな色や上品なラメなど、ニュアンスのある色味と質感。また、ECで首位を獲得した「スナイデルビューティ」と「RMK」のアイシャドウパレットは、共にトレンドの「青みを感じさせる絶妙ピンク」がセットされています。ここ数年人気のピンクやベージュの艶感リップとの相性も良いのも特徴です。
そんな印象的なアイメイク部門をはじめ、「WWDBEAUTYベストコスメ」では、全国の百貨店・セミセルフ、バラエティー・ドラッグストア、ECにアンケート調査を実施し“売れた”アイテムを選出しました。2024年上半期は39店舗の協力の下、1〜4月に発売したニュープロダクト(新商品)とこれまで発売された全商品のヒーロープロダクト(総合)に分け、ベスト3を発表します。表紙を飾ったトリンドル玲奈さんのインタビューも注目の本号を、今期を総括した保存版としてぜひチェックしてみてください。
(WWDBEAUTY COVER CREDIT)
PHOTOS:YOSHIYUKI NAGATOMO
HAIR & MAKE:KENJI TAKAGAKI(SHIMA)
STYLING:MIYUKI UESUGI(SENSE OF HUMOUR)
MODEL:REINA TRIENDL
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
DESIGN:JIRO FUKUDA
COVER REEL DESIGN:Chige(GWISUB JUNG)
フーディー13万6400円/ニューナウ(support@newnow.jp)、ドレス8万5800円※参考色/カナコサカイ (info@kanakosakai.com)、ブーツ9万7900円※参考価格/ガニー(customerservice@ganni.com)、中に着たボディスーツ/スタイリスト私物