そごう・西武の2016年2月期は、売上高に相当する営業収益が前期比100.1%の8034億円、営業利益が同72.5%の74億1100万円だった。衣料品が足を引っ張り、粗利率は前期に比べ0.3ポイント悪化して24.3%になった。既存店の売上高は0.0%で前年並み。
ただ、主要大型店7店舗の売上高は、千葉店と大宮店を除き、前年をクリアした。店舗別では西武池袋本店が同101.4%の1900億円、横浜店が同101.1%の1142億円、千葉店は同98.9%の760億円。昨年8月に13年ぶりにリニューアルした西武渋谷店は同105.4%の423億円と好調だった。
17年2月期は営業収益7940億円、営業利益100億円を計画する。そごう柏店と西武旭川店を9月末に閉店を予定している。
なお昨年11月から本格稼働した、セブン&アイ・ホールディングスのオムニ型ECサイト「オムニセブン」は、売上高が183億円、その中で「eデパート」を運営するそごう・西武の売上高は23億7100万円だった。「オムニセブン」では、本やCDを扱うセブンネットショッピングの売上高が183億1100万円、赤ちゃん本舗が65億8400万円で、そごう・西武は3番目だった。