ファッション

構造改革が一段落、ユニチカの繊維は16年3月期に大幅増益に

 繊維大手ユニチカの2015年3月期は、売上高が前期比93.8%の1591億2600万円、営業利益が同131.1%の89億1600万円、経常利益が同162.9%の76億8000万円、純損益は構造改革費用に311億円を計上するなど、大掛かりなリストラを実施したため、270億3300万円の赤字(前期は5億8300万円の黒字)だった。安岡正晃・専務執行役員は「リストラは15年3月末でほぼ一段落した。業績としては15年3月期が底だ」と語った。

 繊維事業は売上高が同98.0%の667億8700万円、営業利益は前期比3.1倍の13億1900万円だった。ポリエステル短繊維からの撤退、ストッキング生産子会社のユニチカバークシャーの事業譲渡など、構造改革効果は16年3月期から発現。16年3月期の繊維事業は、売上高580億円、営業利益25億円と大幅な増益を見込む。

 全社の売上高は売上高1450億円、営業利益113億円、経常利益88億円、純利益30億円の計画。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。