エイチ・ツー・オー リテイリングの2013年4〜9月期連結業績は、売上高が対前年同期比112.1%の2648億2200万円、営業利益が同201.1%の43億4800万円、純利益が同88.3%の26億5200万円だった。増収は昨年11月に建て替えオープンした旗艦店の阪急うめだ店の上乗せ分のほか、開業3年目の博多阪急が105.4%、阪急メンズ東京が107.9%と順調に伸ばしことが大きい。純利益の減益は前年同期に受取保証金60億円を特別利益として計上しているため。通期では売上高5700億円(対前期比108.5%)、営業利益172億円(同161.2%)、純利益93億円(同150.0%)を見込んでいる。
阪急うめだ本店の通期売上高(阪急メンズ大阪を含む)は1880億円になる見通し。昨年11月の建て替えオープン時は2130億円を目標に掲げ、それを今年5月には1900億円に下方修正していた。29日の会見で、同店を運営する阪急阪神百貨店の荒木直也・社長は「客層と商圏の拡大という当初のテーマで一定の成果は出ている。従来の足元商圏以外(の売上高)が1.9倍に伸び、年代別でも40〜50代のシェアが拡大した」と振り返りながらも「ただ達成のスピードが当初の計画に至っていない。外商や新規顧客の買い上げ率を高めるなど、着実に積み上げていく必要がある」と話した。
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