ファッション

「1LDK」がパリ店をオープン 「日本のリアルクローズを提供する」ショップとしてスタート

 セレクトショップ「1LDK」(運営:アイディーランド)はパリ店をオープンした。場所はサントノーレ通りの「コレット」近くのル ドゥ ラ スーディエ通り沿いで、売り場面積は約20平方メートル。店長は「メゾン キツネ」のパリおよび東京店での勤務経験を持ち、デザイナーとしても活動する青山翔太郎。メンズウエアを中心にした商品構成で、オリジナルブランド「ユニバーサル プロダクツ(UNIVERSAL PRODUCTS)」のほか、「コモリ(COMOLI)」「サイ(SCYE)」などの国内ブランド、インポートをそれぞれ4:4:2の割合でそろえる。ラグジュアリーではなく、リアルクローズを提供するという考えのもと、上代を国内価格プラス10%程度に抑え、コンテンポラリーの価格帯を狙う。「元々ヨーロッパへの出店予定はなかった。パリという地域への執着はなく、舞い込んできた話の中で決定した。早期に採算ベースに乗せたいが、現地のブランドや生産背景の開拓、デザイナーとの交流も目的」と関隼平・ゼネラルマネージャー。

 アイディーランドは「1LDK」を都内に4店舗(中目黒2店、表参道ジャイル内、南青山・骨董通り)、名古屋にFC1店舗を構えるほか、SC業態「メイソンアパートメント」3店舗を出店しているが、後者は休止を検討中だ。今年9月末には、南青山のパレスミユキに出店していた「1LDK AOYAMA HEIGHTS.」を閉店し、骨董通り沿いに「1LDK AOYAMA HOTEL」をオープン。パリ店の開店とともに、「1LDK」というブランド価値を強化していく。今後はアジアへの進出も検討しているという。

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