ジョン・ガリアーノとクリスチャン ディオール クチュールの法廷闘争が長期化の兆しを見せている。パリの労働審判所は2月4日、ディオールから2011年3月に解雇されたことを不服とするガリアーノの訴えを、同法廷で取り上げて審議すると発表した。ディオール側は、「ガリアーノに関わる件は、同法廷ではなく商事裁判所で審議されるべき問題」と主張していたが、ガリアーノの要求が通った形となった。
ディオール側がこの裁定に対し不服を申し出た場合は、7〜9ヵ月後にパリ控訴裁判所で審議されることになるが、ガリアーノの弁護士は「審問には何年もかかる可能性がある」とコメントしている。(詳細は弊紙2月11日号で)