日本百貨店協会は24日、全国百貨店の5月の売上高が約4692億円となったと発表した。売上高は前年同月比14.4%増、入店客数2.0%増となり、27カ月連続でプラスだった。コロナ前の2019年比でも売上高8.9%増と好調を維持している。
好調要因はインバウンドだ。インバウンドの売上高は前年同月比の約2.3倍の718億円。19年比でも32.4%増と、全体の底上げに貢献している。日本政府観光局によると、5月の訪日外客数は304万人で、前年同月比では60.1%増、19年同月比でも9.6%増となった。3カ月連続で観光客は300万人を突破しており、インバウンド活況をけん引している。