「エストネーション」の画期的な新業態が、地方百貨店に新しい風を吹かせる？

エストネーションが新業態「アッセンブルエストネーション（ASSEMBLE ESTNATION以下、アッセンブル）」をこのほど始動した。

形態としては、主力業態「エストネーション」で展開するハウスブランドを切り出したコンセプトストア。主な出店先は都心・地方問わず百貨店の自主編集売り場を想定する。エレガントなテイストの「コラム（COLUMN）」やデニム主体でややカジュアルテイストの「ネイルズ（NAILS）」などを、館の客層やシーズンに合わせて編集・展開する。

これだけ書くと、「アッセンブル」は「エストネーション」をただコンパクトにした業態に思えるが、そうではない。最大の特徴はそのカスタマイズ性にある。このほど開かれた展示会で、「アッセンブル」のプロトタイプが披露された。“アッセンブル（組み立てる）”の意の通り、オリジナルの可動式什器の組み合わせ次第で、環境や条件に合わせ、およそ50〜100平方メートルの間で出店面積をカスタマイズできるようになっている。これにより、さまざまな出店環境・条件に対応できる。

ブランドの世界観を守りつつ
小回りの利く出店が可能に