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連載 エディターズレター:MARKET VIEW 第33回

「1.5%」側から発信するユーチューバー

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「1.5%」側から発信するユーチューバー
アパレル業界人のユーチューブチャンネルが数多くある中、ある意味、最も話題なのが「わたぬき社長・アパレルの勝算」です。

わたぬき社長こと綿貫陽介さん(43)は、山梨県の実家の縫製工場を24歳で継いで、オリジナルのリネン服のブランドも製造・販売しています。縫製のプロ目線で、有名ブランドの商品を忖度なしで解説する動画が人気を集め、昨年8月に開始して以来、登録者数は15.1万人(6月末現在)に達しました。

「◯◯◯の闇を服のプロがban覚悟で大公開します」という刺激的なタイトルで、「ユニクロ(UNIQLO)」「H&M」「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「ビームス(BEAMS)」から「グッチ(GUCCI)」「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」まで多くのブランドを俎上に載せます。わたぬき社長の人の良さそうなキャラクターもあって、中身はタイトルほど過激ではありません。いわゆる業界暴露物とは異なり、同業者をリスペクトしつつ、熱量を込めて批評する姿勢に一般の視聴者が共感しているのでしょう。

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