「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、X(旧Twitter)やFacebook、Instagram、TikTok、そしてThreadsをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。92回目は、2025年春夏メンズ・ファッション・ウイークのお話。
> 【#WWDJAPANメンズコレ取材】「オーラリー」が2025年春夏メンズ・コレクションを発表しました。(WWDJAPAN 公式Instagramより)
ソーシャルエディター津田:2025年春夏メンズ・ファッション・ウイークでは、今シーズンも現地記者から素材や情報をもらい、各SNSでコレクションの速報やセレブのコメントなどを可能な限りオンタイムで報じました。再生回数はセレブ系動画がランウエイ動画より多いのが常でしたが、今シーズンは「オーラリー(AURALEE)」のコレクション動画がセレブ系に匹敵するほどの再生回数で驚きました。創業デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)による最後の「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や、Snow Manのラウールがランウエイを歩いた「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」をも上回り、セレブ系動画を除けば今シーズン1番の再生回数でした。もちろん元々人気のあるブランドですが、今回の良い反応の理由はなんでしょうか?
記者村上:「WWDJAPAN」が公式アカウントにアップした動画の再生回数については、「オーラリー」の岩井良太デザイナーが深々とお辞儀するところから始まっていたから、じゃないでしょうか?単純に好感が持てたのはもちろん、「あぁ、やりきったんだな。どんなコレクションだったんだろう?」と続きを見たくなるスタートだったと思います。
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