ファッション

民藝の美をファッションに込めて「ソサエティ オブ ローカル アーツ」のポップアップが松屋で開催

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  • モチーフだけでなく民藝に宿る精神を表現

民藝をモチーフにしたアパレルブランド「ソサエティ オブ ローカル アーツ(SOCIETY OF LOCAL ARTS)」(以下、S.O.L.A.)は7月2日まで、松屋銀座本店7階のおりふしギャラリーで期間限定ポップアップを開催する。同ブランドは2024年春夏、「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」などのメンズデザイナーとして経験を積んだ日下淳がスタート。民藝をモチーフに京都の職人と二人三脚でテキスタイルに落とし込んだウエアや小物をそろえる。

モチーフだけでなく民藝に宿る精神を表現

民藝とは、素朴で郷土色の強い工芸品のこと。大正末期に柳宗悦や濱田庄司、河井寛次郎などによって見出された素朴な日用品に宿る美を守り、育てようとした運動のことでもある。アーティスティックディレクターの日下は東京・駒場の日本民藝館で、民藝の色柄のセンスや色合いに感動し、それを洋服で表現したいと「S.O.L.A.」を創業。日本各地の風土や文化と深く結びつく民藝をモチーフとして取り入れるだけでなく、その背後にあるストーリーや精神を表現するために、「民藝の教科書」や「暮らしの民藝」など民藝に関する多くの著書がある文筆家の萩原健太郎がクリエイティブアドバイザーとしてブランドに携わっている。「ロエベ(LOEWE)」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)も民藝に高い関心を示しており、これから海外でも注目を集めそうだ。

28日には、日下と萩原、島根県・出雲にある出西窯の多々納真社長3人よるトークイベントを開催する。

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