ルックの2014年12月期の第2四半期(1〜6月)の連結業績は、売上高216億300万円(前期同期比108.8%)、営業利益3億 9800万円(同60.3%)、経常利益5億3300万円(同57.4%)、純利益4億2200万円(同55.5%)の増収減益となった。売上高が前年同期を上回ったのは、第2四半期連結会計期間から新たに連結子会社となったレッセ・パッセの売り上げが加わったことが大きな要因だ。
4月以降、消費増税の影響で厳しい状況が続いていたが、直営店を展開する「マリメッコ(MARIMEKKO)」やレザーブランド「イル ビゾンテ(IL BISONTE)」の新規出店が寄与したもの。また、「アー・ペー・セー(A.P.C.)」のデニム販売が好調に推移したことに加えて、eコマース事業の売り上げが伸長したことにより増収となった。
一方、中国経済の減速による中国子会社の売上高の減少に伴うなう売上総利益の減少や、今秋から展開する新ブランド「ヴェラ・ブラッドリー(VERA BRADLEY)」の販管費の増加に伴い、14年12月期は、営業利益は従来予想の12億円から10億円、経常利益は14億円から12億円、当期純利益は14億円から12億円に下方修正した。