財務省は、今年上半期(2014年1〜6月)における偽ブランド品など知的財産侵害品の税関での差し止め件数が1万6296件になったと発表した。前年同期比115.8%で上半期としては過去最多を更新した。中国からの輸入品が92.9%を占める。差し止め点数は同139.8%の45万3350点。ファッション関連では衣類が同108.7%の4万3391点、バッグ類が同75.8%の3万1577点、靴類が同106.9%の1万2670点だった。品目別で最も多いのは携帯電話及び付属品(スマートフォンケースなど)の5万9455点(同164.5%)、最も増加率が高いのは電気製品の同381.2%(2万5208点)だった。偽ブランド品の約95%は郵便物として日本に入る。偽ブランド品を輸入する業者が日本国内に在庫を残すのを避けるため、小口で輸入するケースが増えている。