伊藤忠商事は、米国のデレク ラム・インターナショナル社が擁する「デレク ラム(DEREK LAM)」とディフュージョンライン「デレク ラム 10クロスビー(DEREK LAM 10 CROSBY)」の日本における輸入販売契約を結んだ。2015-16年秋冬から、東レ・ディプロモードを通じ、本格販売する。まずは、セレクトショップおよび百貨店での卸販売を強化するため、商品カテゴリーの拡充を図る。3年後には、売上高15億円(小売りベース)を目指す。
デレク ラム・インターナショナル社のヤン=ヘンドリック・シュロットマン最高経営責任者は、「米国のビジネスコンセプトと似ている日本は、我々にとって2番目に大きいマーケットだと捉えている。世界のブランドの日本での輸入販売権を持つ伊藤忠商事や東レ・ディプロモードとともに、販売ビジネスを拡大できると確信した。将来、百貨店でのショップ・イン・ショップや路面店の出店を目指したい」と話す。
同社は今夏、アメリカ国内における小売りビジネス強化を発表した。特に「デレク ラム 10クロスビー」は、日本でも人気のシューズに加え、15年プレ・スプリングからハンドバッグ・コレクションをスタートする。また、建築家、ウィリアム・ソフィールドとともに、新コンセプトストアをニューヨークに構える予定で、「デレク ラム 10クロスビー」は12月9日に初の旗艦店をマーサー・ストリートにオープンし、「デレク ラム」は来夏、既存のマディソン・アヴェニュー店の2階を拡張し、リニューアルオープンする。