7月1日に発売する“集結!ほぼ植物の原液美容液”シリーズ(全6種類、各30mL、各1628円))
ウエルシア薬局は7月1日、プライベートブランド(以下、PB)「からだウエルシア」から“集結!ほぼ植物の原液美容液”シリーズを全国のウエルシア薬局で発売する。成分や機能性を重視する傾向と、自然由来の化粧品への注目が高まっていることから、自然由来指数98%以上の美容液を肌悩み別に全6種類(各30mL、各1628円)展開する。
“成分買い”ニーズとクリーンビューティに着目
“集結!ほぼ植物の原液美容液”シリーズ(全6種類、各30mL、各1628円)
成分によって化粧品を選ぶ“成分買い”のニーズに応え、毛穴ケアや肌荒れ、エイジングケアなどの悩み別の商品をそろえる。毛穴ケアには、レモンやオレンジの約100倍のビタミンCを含有するスーパーフルーツのカカドゥプラムからビタミンCを抽出して使用した。エイジングケア(年齢に応じたケア)には植物プラセンタとして知られるライ麦プラセンタを配合。豚由来ではなくアミノ酸が豊富に含まれる植物由来成分だ。クリアな肌へのケアにはレチノールの代替成分として注目されるバクチオールを配合した。
「日本ではクリーンビューティの遅れが見られる」
“ほぼ植物の原液美容液カカドゥプラム”(30mL、1628円)
“ほぼ植物の原液美容液ライ麦プラセンタ”(30mL、1628円)
“ほぼ植物の原液美容液バクチオール”(30mL、1628円)
“ほぼ植物の原液美容液フラーレン”(30mL、1628円)
“ほぼ植物の原液美容液発酵ハトムギ”(30mL、1628円)
“ほぼ植物の原液美容液ライムパール”(30mL、1628円)
古田愛香・ウエルシア薬局化粧品開発担当主任は、開発背景について「欧米に比較して、日本ではクリーンビューティの浸透が遅れている。肌、環境、動物に負担をかけない化粧品の開発が求められる中、機能性と植物由来の成分にこだわって開発した」と話す。エントリーアイテムとして勧めるのは“ほぼ植物の原液美容液フラーレン”。「注目成分のフラーレンは鉱物をもとに作られていたが、化学資源の枯渇が問題視されている。そんな中、宮崎産のペレットから新たに植物由来のフラーレンが開発されたと聞きすぐに採用した。従来のフラーレンと同様の効果が確認された」と説明する。
「26年までに400SKUまで商品数を増加」
小川光芳・ウエルシア薬局取締役商品本部長
古田愛香・ウエルシア薬局化粧品開発担当主任
ウエルシア薬局のPBである「からだウエルシア」「くらしウエルシア」では、食品、ヘルスケア、ビューティケア、日用品の4つのカテゴリを扱う。ビューティケアの商品開発にはクリーンビューティをコンセプトに掲げ、動物実験を行わないクルエルティフリーを実践する。小川光芳・ウエルシア薬局取締役商品本部長は「現在店頭では294SKU取り扱っており、26年までに400SKUまで増やす」と意気込む。「ただし取り扱いブランドとの差別化のため、付加価値がなければ発売しない」。“5秒で感動!メイクブラシ”シリーズは仕上がりと滑らかな肌あたりにこだわり、アニマルフリーのブラシで累計16.8万個(2022年12月15日~2024年4月22日)を販売した。
ウエルシアはPB強化戦略を加速
同社はPBの強化戦略の一環として、6月1日に新ヘアケアブランド「イッツ ワッツ インサイド ザット マターズ(ITʼS WHATʼS INSIDE THAT MATTERS.)」を立ち上げた 。プレミアム価格帯の薬用スカルプシャンプー(400mL、1680円)やダメージリペアトリートメント(400mL、1680円)を展開する。