ファッション

「フェノメノン」が2015-16年秋冬に新体制で運営をスタート

 「フェノメノン(PHENOMENON)」は、「エムシーエム(MCM)」などを手掛けるソンジュ グループが2014年11月4日に設立した新会社ソンジュ ディーアンドディー ジャパンのもと、今年1月1日から新体制で営業をスタートした。新会社はソンジュ グループの100%出資で、資本金は3000万円。「フェノメノン」の商標権と営業権を獲得した。リー・ジュンボン社長は、「エムシーエム」の日本展開や、2007-8年秋冬にスタートした「エムシーエム バイ フェノメノン」などにも携わってきた人物だ。オオスミ・タケシはクリエイティブ・ディレクターとしてクリエイティブ面に専念する。

 「フェノメノン」の商標権は2011年にスワッガーの関連会社として設立したアリソン社が保有していたが、13年1月にスワッガーが破産申請。1月末に負債額の連帯責任を負ってアリソン社も解散したが、「フェノメノン」単体では、営業利益も出ていた。その後13年春夏から15年春夏までは、OEM会社ツヅキ・ファクトリーが商標権を所有していた。

 15-16年秋冬から新体制で運営をスタートし、従来通りオオスミ・タケシ「フェノメノン」デザイナーが生み出すデザイン力を強みに、MDや価格などは変更せずに国内生産を軸にコレクションを発表していく。新体制により、アメリカやヨーロッパへの卸しを強化し、年内には都内に直営店をオープンする意向だ。「フェノメノン」は現在、青山の「ザ・コンンテンポラリーフィックス」や東京・梅田の阪急メンズ館など国内37店舗、パリのコレットなど海外22店舗の卸し先を持つ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。