ユニリーバの2016年1?3月期の売上高は、前年同期比98%の125億5000万ユーロ(約1兆5436億5000万円)と減収だった。新興市場の売上高は同108.3%と健闘したが、為替の影響を受けた。
ポール・ポールマン最高経営責任者(CEO)は、「当社の全カテゴリー(パーソナルケア、フード、ホームケア、リフレッシュメント)でマーケットシェアを拡大することができた」と語る。
パーソナルケア部門の売上高は、プレミアム市場に革新的な製品を投入した効果もあり、同100.1%の47億9500万ユーロ(約5897億8500万円)だった。同社は、新ブランドの「アックス(AXE)」に注力し、急成長のメンズ市場に食い込む狙いだ。さらに、デオドラントの売り上げも好調で、「トレセメ(TRESEMME)」から新ラインの「ビューティ・フル」がローンチした。また、新興市場を中心に「ライフブイ(LIFEBUOY)」の売り上げが急速に伸びている。
本文中の為替レート:1ユーロ=123円