「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイの2016年3月期は、 売上高が前期比132%の544億円、営業利益が同117%の177億円、経常利益が同118%の178億円、純利益が同133%の119億円、サイト上での取引額を示す商品取扱高が同123%の1595億円だった。ゾゾユーズドの成長や会員数の増加、商品取扱高の拡大、プロモーション費用の縮小などが成長の理由という。
17年3月期の計画は、売上高が前期比126%の690億円、営業利益が同124%の221億円、経常利益が同123%の221億円、純利益が同127%の152億円、商品取扱高が同122%の1950億円を見込む。パーソナル分析によるコンバージョン向上とブランドクーポンなどを利用することで、販促費をかけずに成長をしたい考えだ。
また、会見では新規事業としてプライベートブランドの立ち上げを今期中に検討していることを発表した。前澤友作スタートトゥデイ社長は、「ビジネルモデルの調査がようやく形になりはじめた。既存のモデルとは異なることをやりたい」と話す。他にもタイやマレーシア、アメリカなど、海外ECへのマイナー出資を引き続き検討しているという。また、今期中にはLINEとのビーコンタグの共同開発・導入がスタートする予定だ。