イトーヨーカ堂は、7月1日からセブン&アイ・ホールディングスのコンビニエンスストアと食品スーパーを融合した新店舗「SIPストア」でアダストリアが企画・開発・生産を担う「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」の衣料雑貨の販売をスタートした。
アダストリア、イトーヨーカ堂、セブン-イレブンの3社で、従来のセブン-イレブンにはない商品を選定。バッグやアクセサリーを中心に150アイテムを展開する。パッカブルミニショルダー(各1650円)、バイカラーミニポーチ(各550円)、カラーソックス(各385円)、ベーシックTシャツ(各1650円)などをラインアップする。
「SIPストア」は今後のセブン-イレブンのあり方を検討する実験型店舗だ。通常店舗より売り場面積を広げて、鮮魚や精肉、野菜を置くなど食品スーパーの役割を追加。イトーヨーカ堂が持つ生鮮食品の品揃えや商品管理などのノウハウを活かした取り組みを実施している。24年2月にセブン-イレブン松戸常盤平駅前店がリニューアルオープンして「SIPストア」1号店となった。現在は1店舗のみ展開する。
「ファウンドグッド」はイトーヨーカ堂の衣料品平場で展開するために、アダストリアが企画から生産までを担っているブランド。24年2月から展開を開始し、取扱店舗数はすでに63店舗まで拡大している。30〜40代の利用割合が増加するなど、新規客層の開拓につながっている。