プランタン銀座は2016年12月末、フランスのプランタン社との商号・商標契約を終了する。17年3月に新商号で、女性をターゲットにした新たなファッションスペシャリティーストアとしてリニューアルオープンする予定だ。
同店は、ダイエーが1980年3月に仏プランタンとロイヤルティ契約を結び、84年4月に銀座3丁目に開業。OLを中心にした20〜30代の働く女性をターゲットに、30年以上運営してきた。2015年2月期の売上高は157億円。株主は読売新聞東京本社(70%)と三越伊勢丹(30%)の2社だ。店舗面積は1万5000平方メートル。
同社は、商用契約終了について「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、銀座エリアの再開発や再活性化に合わせて、新たな事業展開を図る」としている。
なお、プランタン銀座は12年11月に、「ユニクロ(UNIQLO)」を出店した他、昨年9月には、北欧雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン(FLYING TIGER COPENHAGEN)」を地下1階に導入。今年4月には、家具の「ニトリ(NITORI)」をオープンしており、近年、低価格帯のファッションや雑貨ショップの入店が多くなっていた。