ファッション

高島屋がタイに進出、2017年度に開業 現地企業と合弁

 高島屋は現地企業と組み、2017年にタイに百貨店を開業する。高級ホテルが立ち並ぶバンコクのトンブリ地区に2017年開業予定の大型複合商業施設「ICONSIAM(アイコンサイアム)」のアンカーテナントとして百貨店「サイアム高島屋」を出店。「サイアム高島屋」は地下1階・地上7階の8層で、店舗面積は約3万6000�uを予定する。進出にあたり、シンガポールの子会社高島屋シンガポールが51%、アイコンサイアム社が49%を出資する合弁会社を設立。資本金は12億バーツ(約36億円)。木本茂・社長は、「『アイコンサイアム』の立地は、周辺に高級ホテルやコンドミニアムが立ち並び、富裕層が多い地区で、バンコクで最もハイグレードな商業施設になるが、現地企業からはシンガポール高島屋が非常に高い評価を受けており、熱いラブコールをいただいた。店舗が大きいこともあり、ラグジュアリー・ブランドから紳士、子ども、リビング、食料品・レストランまで、フルラインで展開する」と語る。「アイコンサイアム」は、タイの民間投資としては過去最大になる500億バーツ(約1500億円)を投じる大型複合商業施設。8万�uの敷地に、70階建てと50階建ての高級レジデンス2棟、アトラクション施設などを有し、総延べ床面積は75万�uになる。アイコンサイアム社にはタイの大手不動産デベロッパーのサイアムピワット社が51%、財閥系のCPグループが24.5%、リゾート開発を手がけるマグノリアが24.5%を出資する。高島屋はバンコクで多くの大型商業施設開発を手がけるサイアムピワット社と4月に業務提携しており、「百貨店以外でも、タイ及びバンコクでさらなる事業拡大も視野に入れた取り組みを行なう」(木本社長)。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。