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ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、環境に配慮した取り組みの話。(この記事は「WWDJAPAN」2024年6月24日号からの抜粋です)

PROFILE: 渡邉弘幸/ウカ代表取締役CEO

渡邉弘幸/ウカ代表取締役CEO
PROFILE: (わたなべ・ひろゆき):東京都出身。明治大学卒業後、博報堂に入社。2009年の退社後、夫人でありネイリストとして活躍する渡邉季穂(わたなべ・きほ)の祖父が創業した向原(現・ウカ)に取締役副社長として入社。美容室「エクセル」からトータルビューティサロン「ウカ」へのリブランディングのほか、教育機関「ウカデミー」、オリジナルプロダクト・サロンメニューの開発を担うR&D、「ウカフェ」の立ち上げ、海外展開にも尽力。14年から現職

【賢者が選んだ注目ニュース】

ビーチクリーン体験の記事ではマイクロプラスチック回収の難しさに触れられている。ウカでは2021年から「ウカは、サステナブルへ。」を掲げ、主力ヘアケア商品の容器とレフィルをサトウキビ由来のバイオマスプラスチックへと段階的に切り替えた。この取り組みの背景には僕自身の体験があった。
ウカのヘアサロンでは三菱ケミカルのクリンスイを導入している。クリンスイは独自のろ過システムを通すことで水道水を飲み水として運用し、さらには汚染水をろ過することにも長けている。この技術を活用すると海に流出したマイクロプラスチックを取り除くことができるそうだ。

僕はよくサーフィンをするために、湘南や千葉、茨城の海岸に足しげく通っている。首都圏からアクセスがよく観光地でもある海岸では頻繁に清掃活動が行われ、比較的きれいな印象だ。対して、離島に旅に出たときに漂着したゴミの多さに驚くのだ。例えば八丈島のサーフスポットでは年々漂着するペットボトルが増えているという。透明度の高い美しい海水に対して、波打ち際にはたくさんのゴミが打ち寄せられている。

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