アディダスは、2015年3月期には約145億ユーロ(約1兆9200億円)だった売上高を、20年までに約205億ユーロ(2兆7200億円)まで伸ばす。来日していた独アディダスグループのハーバート・ハイナーCEOが5月22日、明言した。
同社は3月に発表した中期経営計画で世界初の"ファストスポーツカンパニー"を目指すと宣言。新ビジネスプランとして"シティ""スピード""オープンソース"の3つの戦略的プランを掲げている。東京は、同社が資源を集中させる6都市(他はロサンゼルス、ニューヨーク、上海、ロンドン、パリ)の一つ。ハイナーCEOは「6つのキーシティーの1つである東京は、『アディダス』ブランドにおけるファッションとしての役割を大きく担う都市となる。ヨウジヤマモトとの『ワイスリー』や『ハイク』、NIGO(R)といったクリエイターとのコラボレーションは今後も続ける。また、4月には世界で6店舗目となる『アディダス オリジナルス』の旗艦店をオープンした。"ネイバーフッド"をキーワードに、現在の東京を表現した店となっている。今後は大阪など日本の各都市での出店や、既存の店舗もアップグレードしていきたい」と語った。