アシックスは4月6日、財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と、スポーツ用品カテゴリーにおける「東京2020ゴールドパートナー」のスポンサーシップ契約を締結した。「東京2020ゴールドパートナー」は、同スポンサーシップ・プログラムにおける国内最高位のスポンサー。1社につき150億円以上が目安とされており、これまでNTTやアサヒビール、キヤノンなどが契約。アシックスが10社目となる。同社は2016年のリオデジャネイロ五輪や20年の東京五輪を含め、6年間にわたってオリンピックとパラリンピックの日本代表選手団のスポーツアパレルウエアや競技用具、また東京五輪では約8万人のボランティアが着用するウエアを提供する。オリンピックのスポンサープログラムは4つの階層があり、最上位に国際オリンピック委員会(IOC)のオリンピックパートナーに加え、国内向けのスポンサープログラムとして「東京2020ゴールドパートナー」「東京2020オフィシャルパートナー」「東京2020オフィシャルサポーター」で構成される。
尾山基アシックス社長は「今回のスポンサーシップ契約は、2020年以降を見据えたスポーツ振興を強化する大きなきっかけになる。オリンピックは東京が舞台となるが、日本の魅力を『アシックス』とともに世界へ伝えることができる絶好の機会となる」と語った。また、12年のロンドン五輪では「アディダス」、16年のリオデジャネイロ五輪では「ナイキ」の"ビッグ2"がスポーツメーカーとしてオフィシャルスポンサー契約を結んでいたが、「今回は"ビッグ2"ではないスポーツメーカーが契約したという面でも、海外の人にはインパクトを与えることができるだろう」と尾山社長。