ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第126回

“アップル ビジョン プロ”は、優秀で資本力あるサードパーティーを集められるか?

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先日、“アップル ビジョン プロ(Apple Vision Pro)”を試させていただきました。詳しくは来週発売の「WWDJAPAN」で、識者の皆様とファッション&ビューティにおける可能性を考えたいと思っていますが、端的に言って「こりゃ、相当優秀で資本力のあるサードパーティーによる参画が増えないと、デバイスの能力を最大限に活用できないな」と思いました。

VRやARが楽しめるゴーグルについては、私は“メタ クエスト(Meta Quest)”の第2、第3世代を持っていますが、正直“アップル ビジョン プロ”は別次元のものです。考え方が根本的に違うから、値段も、映像の精度も、何もかもが全く違う印象を受けました。そして何もかも違うから、「サードパーティーは大変だ」って思ったのです。スマホでは、iPhone向けのアプリの開発と、Android向けのアプリの開発には共通点が多いことでしょう。でも同じような共通点が“アップル ビジョン プロ”と“メタ クエスト”にはあるのでしょうか?サードパーティーは最初に“アップル ビジョン プロ”向けに作るか?“メタ クエスト”向けに作るか?という、大きな二択を迫られるのではないか?そんな印象です。

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