高島屋の2014年2月期連結決算は、売上高9041億8000万円(前期比103.9%)、営業利益290億9900万円(同114.2%)、経常利益333億5000万円(同111.7%)、純利益187億1600万円(同113.2%)で増収増益だった。2期連続増収、4期連続の増益。9000億円台の売上高は2008年以来5年ぶり。
本業の百貨店は、売上高7980億7900万円(同103.6%)、営業利益139億6200万円(同117.5%)。消費税率アップ前の駆け込み需要により、特選衣料・雑貨が同109.0%、宝飾・時計が同120.0%と売り上げをけん引した。また、海外では、シンガポール店が売上高499億8000万円、純利益35億9900万円と好調。開業20周年を機に増床・改装を行ない、それによる経費が増加したものの、為替の影響もあり、増収となった。
15年2月期は、売上高9000億円(前期比95.5%)、営業利益310億円(同106.5%)、経常利益340億円(同 101.9%)、純利益205億円(同109.5%)を見込む。消費税率アップにより減収が予想される中、販管費の削減を図り、減収増益を計画している。