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ユナイテッドアローズの第2四半期は2ケタ増収も円安要因で2ケタ減益に

 ユナイテッドアローズは、重点取り組み課題の一つとして掲げる「O2Oリーディングカンパニーへの挑戦」で、連携サイトとの在庫情報を共有化するとともに、自社による商品撮影を開始している。これまで、物流在庫情報については、自社サイト及び「ゾゾタウン」のみとの連携だったが、6月からマルイウェブチャンネル、8月からスタイライフとauブランドガーデン、9月からセレクトスクエアまで拡大。機会損失を低減し、販売の効率化を図る。
 

 また、これまでは各サイトで行なっていた商品撮影について、モデルの選定やキレイメなスタイリング、コーディネイト提案などにより、ブランドイメージの向上を図りたい考え。10月から自社サイトと「ゾゾタウン」に導入しており、対応サイトを拡大していく。

 
 なお、ユナイテッドアローズの2014年3月期第2四半期は、連結で売上高566億円(対前年同期比112.0%)、経常利益44億円(同89.6%)、当期純利益24億円(同89.1%)となった。2ケタ増収減益となった主な理由は、円安に伴う粗利益率の低下によるものだが、ともに計画値は上回った。単体の既存店売上高は小売り部門、ネット通販部門ともに前年をクリアしており、事業別売上高も、ユナイテッドアローズ事業が全社で同108.9%(既存店で同101.1%)、グリーンレーベルリラクシング事業が同113.9%(同102.2%)、クロムハーツ事業が同125.8%(同108.3%)だった。期中はグループで30店舗を出店し、4店舗を退店、期末店舗数は297店舗。
 

 円安の影響として、海外からの旅行者の需要の拡大も顕著で、期中の免税売上高は5億6600万円(うち、クロムハーツの構成比が78%、ユナイテッドアローズが15%)で、対前年同期比で3.9倍に伸びている。免税対応店舗は現在71店舗、銀レンカード対応店舗が97店舗となっているが、対応店舗の拡大なども図る。

 
 通期では連結で売上高1255億円(同109.1%)、経常利益134億円(同107.2%)、当期純利益77億円(同106.0%)の増収増益を計画する。通期では、グループで46店舗を出店し、7店舗を退店、期末店舗数は310店舗を予定する。

 

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