パルの2015年2月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前期比135.1%の80億6600万円になった。売上高は同108.1%の1080億8900万円。純増69店の積極出店による増収に加え、MD改革によって値引き販売が縮小したため、粗利益率が1.7ポイント改善された。収益への貢献度が高かったのは「スリーコインズ」「ラシット」などの雑貨事業。特に300円均一の雑貨店「スリーコインズ」は20店を新たに出店した。純利益は同140.6%の40億9200万円だった。
今期見通しは、売上高1195億4000万円(前期比110.6%)、営業利益87億7000万円(同108.7%)、純利益53億6000万円(同131.0%)。今期は連結子会社のナイスクラップを6月に株式交換によって完全子会社化するため、負ののれんの発生益を見込む。