「WWDJAPAN」7月8日号は、2025年春夏メンズ・コレクション速報です。表紙と巻頭では、今シーズン最も話題を集めた、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)によるラストショーを紹介します。「ドリス ヴァン ノッテン」として初めてランウエイショーを開催してから、通算129回目を迎える引退ショーを通じて、ドリスは何を伝えたかったのでしょうか。答えは、とても潔くシンプルでした。
ほかにも、デザイナーたちが向き合う2つのことにも焦点を当てました。1つ目は環境です。猛暑を乗り切るために「グッチ(GUCCI)」「エルメス(HERMES)」などは海をコレクションに溶け込ませ、「オーラリー(AURALEE)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」などは素材の軽さや薄さを追求しました。2つ目は社会です。「プラダ(PRADA)」「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」などは偏った情報に警笛を鳴らし、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」は分断する世界へ団結を促します。
また、「サカイ(SACAI)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「ダブレット(DOUBLET)」など日本人ブランドのコレクション紹介や、イタリア・フィレンツェのメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ」の現地リポートも掲載します。
爆笑ショーにサプライズで現れたあの人
巻末の「ファッション&ビューティパトロール」では、自由すぎる演出でゲストを楽しませた「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」や、そのショーにサプライズ出演したモデル、そして自由すぎる時間軸で多くを激怒させたイェ(Ye)らを振り返ります。自由気ままな“ノンシャラン”たちが、いい意味でも悪い意味でも話題を提供してくれました。
さらに、ビジネスニュースも充実。「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」とのコラボレーションも記憶に新しい「クロックス(CROCS)」には、好調な理由や日本市場の戦略などについて聞き、ビューティ賢者は上半期のベストコスメの背景を読み解きます。
(COVER CREDIT)
PHOTO:KO TSUCHIYA
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)