松屋の2014年2月期連結決算は、売上高754億8800万円(前期比105.5%)、営業利益15億2200万円(同145.3%)、経常利益 15億7000万円(同144.8%)、純利益13億3500万円(同222.5%)で増収増益だった。好業績を受けて5期ぶりの復配(2.50円)となった。昨年9月にグランドリニューアルした銀座店が、売上高590億8200万円(前期比107.8%)と好調。増床した「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、売り上げをけん引した。「プラダ(PRADA)」「セリーヌ(CELINE)」「モンクレール(MONCLER)」「ジル・サンダー(JIL SANDER)」を始め、特選フロアの高額品が好調に推移。外国人客の増加も売り上げにつながった。
15年2月期は、売上高780億円(前期比103.3%)、営業利益16億円(同105.1%)、経常利益16億円(同 101.9%)、純利益8億円(同59.9%)を見込む。消費税率アップにより減収が予想される中、リニューアル効果による増収を見込んでいる。10月から、5千〜50万円までの買い物に対して、食品と化粧品が免税対象になる。同店は、現在、3階のみに設置されている免税カウンターを地下1階にも増設する。