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2025年春ミラノ・メンズ・コレクション海外バイヤー評 キーワードは「リゾート感」と「軽やかさ」

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ビッグメゾンが改めて存在感を示した一方で、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」「マーティン ローズ(MARTINE ROSE)」などの若手ブランドが新鮮なエネルギーをもたらした今回のミラノ・メンズ・コレクション。

素材や色味で「リラックス感」と「軽さ」を感じるアイテムを発表したブランドが多いなかで、米高級小売店サックス・フィフス・アヴェニューのレジナルド・クリスチャン=メンズウエア・シニア・ファッション・マネージャーは、今年のミラノ・メンズ・コレクションでのトレンドを「『旅』と刺激的なアイテムへの欲求を反映していた」と語る。以下に有力小売店で働くバイヤーがあげたベストブランドや注目トレンド、マストアイテムを紹介する。なお、パリ・メンズのバイヤー評は7月29日号の本紙で掲載予定だ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月8日号からの抜粋です)

ホルトレンフルー

ジョセフ・タン=ファッションディレクター

ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」や「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」のバケーション・ウエアが目を引いた一方で「プラダ(PRADA)」や「ジェイ ダブリューアンダーソン」「グッチ(GUCCI)」はテーラリングやスポーツウエアの伝統を再解釈し、誇張したシルエットで遊び心を取り入れた。「フェンディ(FENDI)」や「トッズ(TOD'S)」はクラシックなアクセサリーを新たな素材と形でアップデート。メンズスリッパが新たなキーアイテムとして台頭した。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が思いがけず「ヴァレンティノ(VALENTINO)」から発表した初コレクションには興奮した。

マストアイテム

「プラダ」のクロップドジャケットとピンクのスニーカー、「フェンディ」のカレッジニット、「ゼニア(ZEGNA)」のリネンオーバーシャツ。

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