「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイは、2016年3月期に売上高が前期比130.6%の538億円、営業利益が同126.9%の191億4000万円、経常利益が同191億6000万円、純利益が同139.1%の125億2000万円、サイト上での取引額を示す商品取扱高は同138.0%の1682億円を計画する。2013年3月期以来、売上高は前年比106?110%で推移してきたが、前澤友作・社長の陣頭指揮のもと「ゾゾタウン」をテコ入れ。「特別なことはやらず、細かい施策を積み重ねる。僕自身、反省すべきことだけど、これまでフルパワーじゃなかったかもしれない。ファッション業界の様子をうかがいながら、やっていた感じがある。ブランドにとっても消費者にとっても『ゾゾタウン』が日本で一番いい売り場なんだと思ってもらえるよう、トップダウンで変えていく」と語った。
2015年3月期は、売上高が106.7%の411億8200万円、営業利益が121.8%の150億8400万円、経常利益が同121.8%の151億3900万円、純利益が同115.4%の89億9900万円、商品取扱高は同112.2%の1113億円だった。広告宣伝費を抑制した一方で、「ゾゾタウン」の利用者は増加したため、商品取扱高に対する営業利益率は11.7%と、前期比で0.9ポイント上昇した。