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「ヴァンズ」がスケートボードでパリを沸かせた 新ライン“OTW”イベントでジャスティスがDJ披露

「ヴァンズ(VANS)」は、フランス・パリのサクレクール寺院下のモンマルトルの丘で大規模イベント「オーティーダブリュー・バイ・ヴァンズ・チェッカード・フューチャー(OTW by Vans Checkered Future)」を6月21日に開催した。同イベントは、今年2月にスタートした「ヴァンズ」の新たな最上級ライン“オーティーダブリュー・バイ・ヴァンズ(以下、OTW)”の世界観を表現したもので、スケートボードカルチャーを祝う国際的な記念日“ゴー・スケートボーディング・デー (GO SKATEBOARDING DAY)”に合わせて実施した。パリではほかにもメンズ・ファッション・ウイークやフランスの音楽祭典日「フェット・ドゥ・ラ・ミュージック(Fete de la Musique)」などさまざまなイベントが開催中で、“OTW”の祭典も大いに盛り上がった。

会場のモンマルトルの丘には、プレイラボ・インク(PLAYLAB, INC.)とカリフォルニア・スケートパークス(California Skateparks)が共同デザインしたスケートボウルを設置した。大理石のスカルプチャーを思わせるボウルには、エフロン・ダンジグ(Efron Danzig)やカレン・ケープルズ(Curren Caples) をはじめ、日本からは手塚まみや守重琳央、星野大喜ら、世界各国から「ヴァンズ」のスケート・チームが集結。ボウルを駆け巡ってはトリックを披露し、一晩を通じて会場を沸かせた。

イベント会場に設置したインスタレーションには、1年前のパリ・メンズ・ファッション・ウイークで初披露した“OTW”の世界観を反映している。同様のアプローチは24年2月にアメリカ最大級のアートフェア「フリーズ・ロサンゼルス(Frieze Los Angeles)」でも行っており、スターリング ルビー スタジオ(S.R.STUDIO LA. CA.)とのコラボレーションで、ネオンカラーのランプを模したアートインスタレーションを製作。“OTW”を通じてスケートボードとさまざまなカルチャーを融合し、新たなタッチポイントを増やしている。

モンマルトルの丘の頂上には、チェッカーボード柄のDJプラットフォームを構えた。パリを一望するセットではケイトラナダ(Kaytranada)やヴィーナスX(Venus X)らによるパフォーマンスに加え、フランスを代表するエレクトリックデュオ、ジャスティス(JUSTICE)がヘッドライナーでDJセットを披露した。イベントは一般公開して多くのファンが集まり、スケートボードと音楽のマリアージュを鮮やかな日没と共に楽しんだ。

「ヴァンズ」はほかにも、パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中にさまざまなイベントを行った。6月18日には、スケートボード界のレジェンドの一人であるアンソニー・ヴァン・イングレン(Anthony Van Engelen)を称えるシグネチャーモデル“AVE 2.0”に焦点を当てたスケートジャムをバスティーユで開催。翌19日には「ヴァンズ」のブランド・キュレーターであり、フォトグラファーでもあるアティバ・ジェファーソン(Atiba Jefferson)によるスケートボードにまつわる写真展を実施した。そして、モンマルトルの丘でのイベントで、パリで連日続いた“ヴァンズ・ウイーク”を締めくくった。スケートボードは現在、競技としてもカルチャーとしても幅広い世代に注目を集めている。「ヴァンズ」はパリでのイベントを通して、改めてその存在と魅力を世界に発信した。

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