東京・渋谷の「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」は、7月12日〜8月14日、ゲイアートのパイオニアである「トム・オブ・フィンランド財団」による「FORTY YEARS OF PRIDE」展を開催する。
本展覧会は、「ディーゼル(DIESEL)」が支援する“2024 ディーゼル × トム・オブ・フィンランド ファンデーション プライド”プログラムの一環。「トム・オブ・フィンランド財団」の設立40周年を祝し、画家トム・オブ・フィンランド(Tom of Finland)の象徴的な作品の展示に加え、作品の世界に没入できるVR作品“TOM House the VR Experience”を日本で初披露する。
会場では作品の展示・販売のほか、アーティストの関連グッズや「ディーゼル」と「トム・オブ・フィンランド財団」の3度目のコラボレーションによるカプセルコレクションも販売する。
“クィアコミュニティーの不屈のプライドを称える”コレクション
同コレクションは、「トム・オブ・フィンランド財団」が40年にわたり守り続けてきたクィアアーティストの作品に着想。ラインアップは、デニムジャケット(8万2500円)、デニムパンツ(7万2600円)、シャツ(6万1600円)、Tシャツ(3万5200円)、キャップ(2万3100円)など。現在公式オンラインストアで販売しており、7月11日から一部店舗で販売する。
アイテムには、アーティストの引用文をプリントしたキャンバステープをあしらい、1960年代に「ビーフケーキ」雑誌に掲載されたザ・ハン(the Hun)のホモエロティックなイラストやコミック、アメリカのカウボーイを撮影したタンク(Tank)の色彩豊かな写真など、さまざまなエロティック・アートのプリントを施した。ほか、スチュアート・サンドフォード(Stuart Sandford)によるゲイ男性のポラロイド写真、作家でアーティストのバレンタイン(Valentine)による絡み合う身体のドローイングや、トム・オブ・フィンランドの象徴的なゲイバーのシーンのアートワークも取り入れた。
また会期中、ブランドの公式ラインを友だち登録すると同展覧会限定の壁紙が貰えるキャンペーンも実施する。
「トム・オブ・フィンランド財団」は、1984年にダーク・デイナー(Durk Dehner)とトム・オブ・フィンランドが創立したNPO法人。同財団は彼の膨大な作品集を管理・保存し、世界のエロティック・アートを保護している。また一般の人々に対してエロティック・アートの文化的なメリットを伝えるなど、セクシュアリティーに対してより健康的で寛容な理解を促進するための啓蒙活動にも取り組む。
展覧会概要
◾️「FORTY YEARS OF PRIDE」展
会期:7月12日〜8月14日
会場:ディーゼル アート ギャラリー
住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチ ディーゼル 渋谷 B1階
開館時間:11:30〜20:00
入場料:無料