「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、2024年秋の広告キャンペーンにモデルで俳優の水原希子を起用した。ほか同キャンペーンには、ベラ・ハディド(Bella Hadid)、BLACKPINKのロゼ(ROSE)、リウ・ウェン(Liu Wen)らが登場する。
“A Boudoir(ブドワール) Spirit”、“Legacy of The Lace”に着想した同キャンペーンは、ランジェリーの代表的な素材であるレースにフォーカス。ロサンゼルスで撮影したキャンペーンのビジュアルは、アートディレクションをアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vacarello)=クリエイティブ・ディレクターが、写真と動画をグレイ・ソレンティ(Gray Sorrenti)が手掛けた。
“貴婦人の私室”に着想
ブードワールはフランス語で“貴婦人の私室”を意味する。歴史的には主に女性が着替えやリラックスのために使用してきたものであり、これまでも同ブランドの着想源になってきた。イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)は、1960年代の窮屈な規範から女性たちを解放する一環として、彼女たちが安全な空間であるブードワーフにいる姿を描き、彼女たちには下着に着想した作品を着せた。24年秋、アンソニーはランジェリーを中心としたシルエットをデザインし、この遺産を受け継いだ。
ブランドの姿勢や同キャンペーンについて水原は、「『サンローラン』は、媚びのない独立した女性、社交的で洗練された女性をイメージするブランドです。いつも芸術や音楽を楽しむ女性像を表現していると思います。(今回『サンローラン』に協力してみて)フォトグラファーのグレイもノリが良くて、現場の皆と素敵な音楽を聴きながらリラックスした雰囲気で撮影出来ました!アンソニーも私のルックを気に入ってくれて褒めてくれたのがとても嬉しかったです」とコメント。また、『サンローラン』が自らのパーソナリティーとどのように共鳴するかについては、「私も芸術や音楽が好きなので、芸術的な部分で繋がりを感じるブランドです」と話した。