相鉄ビルマネジメントは、横浜駅西口で運営する商業施設「相鉄ジョイナス」と「ザ・ダイヤモンド」を今後3年間かけて全館改装し、個別に行なってきた運営を一体化する。今秋、相鉄ジョイナス4階をヤングカジュアルフロアとして、県内初出店の10店舗を含め約50店の新規店を導入。これを皮切りに2016年夏までに両施設の売り場をエリア分けして約20回にわたり順次改装する。地上階はファッションだけでなく服飾雑貨、生活雑貨、コスメ、カフェなどのテナントを拡充し、顧客の来店頻度を高める。地下階は食料品を大幅に拡充するとともに、気軽な価格で買えるファッションや雑貨も多く揃える。両施設の一体化によって買い物客の利便性を高め、買い回りの向上につなげる。総投資額は80数億円になる見通し。
駅ビルの相鉄ジョイナスは1973年、駅地下街のザ・ダイヤモンドは1964年に開業。1日に120万人以上が乗り降りする横浜駅のトラフィック(通行量)を生かし、両施設を合わせて年間657億円を売り上げている。