資生堂は、東京・原宿の美容施設「資生堂ビューティ・スクエア」を8月31日で閉店する。
同施設は2020年6月、当時原宿駅前に開業したばかりの複合施設「ウィズ原宿」内にオープン。約790平方メートルの店内に、「シセイドウ(SHISEIDO)」「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「イプサ(IPSA)」「ザ・ギンザ(THE GINZA)」「ナーズ(NARS)」といった自社のスキンケア、メイクアップ、フレグランスを展開。物販だけでなく、来店者参加型イベントなどを実施するエンタメスペースや、プロのメイクアップアーティストがメイクやヘアスタイリングをレクチャーするサロンゾーンを設置した。
資生堂は閉店理由について「諸般の事情」としている。物販・体験を融合した先駆的な業態として運営を続けてきたが、原宿駅前には圧倒的な集客力を持つ競合店「アットコスメトーキョー」の存在もあり、4年あまりでの撤退となった。